
袋町|本とウイスキーに囲まれた空間♪創作スパイスカレーが楽しめる「袋町 Owls Hoot(アウルズフート)」
ひとりでランチやお酒を楽しみたい時、お店に迷ってしまうことはありませんか?
落ち着いた雰囲気だけれど入りやすい、そんなお店だと最高ですよね。
今回は、ひとりだからこそ行きたい、ゆったりした時間が流れるお店、「袋町 Owls Hoot(アウルズフート)」さんをご紹介します♪
目次
プロが厳選したウイスキーを、昼から気軽に♡スパイスカレーが楽しめるカフェ&バー「袋町 Owls Hoot(アウルズフート)」
ふくろう通りの入口にある、創作スパイスカレーのお店
近江町市場の近く、はこまちの裏にある、通称「ふくろう通り」。
その入口にあるのが「袋町 Owls Hoot(アウルズフート)」さんです。
店名の「アウルズフート」は、英語で「ふくろうがホーホー鳴く」という意味だそう。
大通りに面したビルの1階なので、女性ひとりでも入りやすい場所です。
わかりやすい場所にありながら、何とも言えない穴場感があります。
本とウイスキーに囲まれた、落ち着いた空間
大きな窓から太陽の光が差し込む店内には、カウンター席が6席と、テーブル席が2席。
窓際にある植物がいい具合に目隠しになっており、外から丸見えでないのも嬉しいポイントです。
店内には、200種類以上のウイスキーがずらり!!
さまざまな色やデザインのラベルは、見ているだけでわくわくしませんか?
ひとつひとつに、店主・中塚さんの手書きのタグがついているところに温かみを感じます。
実は中塚さんは、ウイスキープロフェッショナルという資格をもつウイスキーのプロ。
そんなプロがいるお店とあって、ウイスキー好きのお客さんや、外国人観光客も多数来店するそうです。
ウイスキーを飲みながら本を読むのが好き、という中塚さんがセレクトした本は、絵本から小説まで、幅広いラインナップ。
窓際のカウンターには、手書きの黒板とともに、オススメの本が紹介されています。
まるで書店で立ち読みをするように、普段は読まない本も手に取りやすいですよ♪
定番か、変わり種か。2種類のカレーが選べるランチメニュー
ランチは定番のキーマカレーか、週替わりのスパイスカレー、その2つのあいがけから選択できます。スパイスで一から作られたカレーは、グルテンフリーなのであっさりヘルシー。
週替わりカレーは基本の6種類のスパイスの配合を変え、肉・サーモン・ホタテなどのメインと、野菜の組み合わせが変わっていきます。
「新しいカレーを考えた時は、店に出せるかどうか奥さんがチェックするんです」と笑いながら教えてくれました。
いつ行っても新しい味に出会える!週替わりのスパイスカレー
●2種盛りカレープレート 1,500円(税込)2種盛りカレープレートは、定番のキーマカレーと、限定の週替わりスパイスカレーが楽しめる、1番人気のプレートです。
キーマカレーはひき肉が細かめで、これからの暑い季節もサラッと食べられます。
伺った日の週替わりカレーは、鮭キーマととうもろこしのクリームスパイスカレー。
「カレーにサーモン!?」と思いましたが、これが合うんです!
粗くほぐしたサーモンはパサつきがまったくなく、しっとりやわらか。
夏を先取りできる甘いとうもろこしと、クリーム系のスパイスカレーがマッチしています。
そんなに辛さは感じないのに、食べ進めていくと、じわじわと汗が…!
「迷い箸が好きなんです」と話す店主の中塚さん。
1品もののカレーの中で、定食のように、どれから食べようかな、と楽しんでほしいと話してくれました。
迷いをさらに楽しくさせるのが、カレーに添えられたこだわりの副菜。
あえてスパイスを使用せず、ベースにだしを使用しているため、和食のような優しい味わいです。
歯ごたえのあるしめじや、しっとりしたキャベツなど、食感の違いも楽しめます。
野菜は、中塚さんのお義母さんが家庭菜園で作られているものを使用しており、自然と旬の野菜になるそうです。
カレーは一気に作るのではなく、10食ずつ丁寧に作られています。
1度にたくさん作ろうとしたこともあるそうですが、ただ材料を倍にすればいいものではなく、
水分量などの誤差が大きくなるため、この作り方になったとのこと。
初心者でも大丈夫◎好きなウイスキーがきっと見つかる
せっかくなので、昼間からウイスキーをいただきました♡
オススメのハイボールを伺うと、「癖のあるものとないもの、どちらが好きですか?」と尋ねてくださり、普段からウイスキーを飲んでいる私は、癖のあるものをお願いしました。
●ハイボール(アードベッグ スモーキーバース) 2,300円 (税込)出していただいたのは、アードベッグ スモーキーバースというウイスキー。
スモーキーな香りと独特な味わいで、カレーのスパイスにも負けません。
癖のあるものもハイボールだと飲みやすく、チャレンジしやすいですよ!
伺った日は暑かったので、炭酸が飛ばないよう、あえてほとんど混ぜず、グラスを傾けた時に自然に混ざるよう計算されていました。
中塚さんだからこそできる、嬉しい心配りに感動です…!
ウイスキーの種類は、夏はさっぱり、冬はしっかりした味わいの重いものがオススメだそうです。
初心者にもわかりやすいよう、ウイスキーの飲み方が書かれたメニューもありました。
同じウイスキーでも飲み方によって味わいが違うので、いろいろ試してみたくなりますね♪
さまざまなウイスキーを楽しみたい方は、ハーフ3杯セットがオススメです。
ウイスキーは空気に触れると味が変わり、まろやかになっていきます。
度数、酒質、樽の種類によってベストタイミングがあり、注文された時がそのタイミングでなければ、はっきり伝えてくれるそうですよ。
ウイスキーを日本の文化に定着させたい
20年間、イタリアンのダイニングバーで働き、2019年にお店をオープンした中塚さん。
物腰が柔らかく、豪快な笑い方が印象的です。
つい話し込んでしまい、2時間ほど滞在してしまいました…!
90年代初頭の日本では、ワインや焼酎が主流で、あまり飲まれていなかったというウイスキー。
2000年代から少しずつハイボールが飲まれるようになり、2014年に放送された朝ドラ『マッサン』がきっかけで、日本にウイスキーブームが起こったそうです。
「ブームではなく、日本の食生活やライフスタイルに、ひとつの文化としてウイスキーを定着させたい」と中塚さんは話します。
また、ウイスキーだけでなく、バーも日本に残したい文化。
昔は会社の上司に連れられて、バーに行く若者が多かったけれど、今ではそんな機会が少なくなり、「行ってみたいけれど入りづらい…」という人が多いようです。
「バーはまっすぐ家に帰りたくない時や、頭を整理したい時にピッタリな場所。
話を聞いてもらってもいいし、黙っていても違和感がないので、ひとりで考え事をしたい時にいいんです。うちが、バーに行く足がかりになれれば」とおっしゃっていました。
今では少しずつ、若いお客さんが増えてきたそう。
中塚さんの願いが叶う日も、そう遠くないかもしれません。
初めてでも、ひとりでも、気軽に行ける。安心感のあるお店
他では食べられない、スパイスカレーを食べたい時。
休日に、時間を気にせず昼飲みを楽しみたい時。
考え事をしながら、ひとりでゆっくりしたい時。
どんなシーンでも寄り添ってくれる、素敵なお店です。
カレーはもちろん、ぜひウイスキーを飲みに行ってほしいです!
バーや、ウイスキーに対する概念が変わりますよ。
公式Instagramで、週替わりカレーのメニューをチェックしてから行くのもオススメです。
ぜひ、足を運んでみてくださいね♡
INFORMATION
店名:
袋町 Owls Hoot(アウルズフート)
住所:
石川県金沢市袋町4-25 ムサシサンビル1F
電話番号:
076-254-6238
営業時間:
12:00~23:00(L.O.)
定休日:
日曜、不定休
一人当たりの予算:
¥1,000~4,000
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