七ツ屋｜美味しさに妥協しない。温かい想いが詰まった本場ベトナム料理「RỒNG VIỆT QUÁN（ロンヴェット）」

12時間かけてとる出汁は絶品。本格ベトナム料理が味わえる「RỒNG VIỆT QUÁN（ロンヴェット）」

金沢駅からほど近く、浅野川沿いの隠れ家

金沢駅から徒歩約15分、北鉄七ツ屋駅からだと徒歩2分の場所に「RỒNG VIỆT QUÁN（ロンヴェット）」さんはあります。

お店の前に4台ほど駐車スペースがあり、車での来店もスムーズです。

ロンヴェット （RỒNG VIỆT QUÁN）と書かれた看板下から入店。

中へ入ると「Let’s have breakfast!」と書かれた装飾が目を惹きます。廊下を通り、2階へ上がると店内へ。

窓からは光が差し込み、とても明るい店内。浅野川沿いに面しているため、のどかな風景が見渡せ、とても気持ちよく過ごせました。

テーブル席のみですが、8人掛けのテーブルやお子様用の椅子も用意されていたので、大人数でも安心ですよ。

ベトナム南部の料理メニュー

ベトナムは南北に長い国のため地域によって料理や食文化も異なります。

「RỒNG VIỆT QUÁN（ロンヴェット）」さんでは、ホーチミンにほど近い南部の料理を提供。

生春巻きやフォーといった定番のほか、近年人気のベトナム風サンドイッチ「バインミー」などの料理が楽しめます。

手間ひまかけたやさしい味と新鮮野菜

今回は、おすすめ料理でもある「バインミー」、「ブンボーフェ」、そして食後にベトナムコーヒーもいただきました♪

●バインミー 650円（税込）

「バインミー」とは、フランスパンにハムや牛肉、にんじんや大根なますなどを挟んだサンドイッチのこと。

フランスパンは固すぎず柔らかすぎず、ちょうど良い固さ。

チリソースとパクチーが良いアクセントになっていて、あっさりとした味の中にピリッとした刺激があとを引く美味しさでした。

●ブンボーフェ 950円（税込）

「ブンボーフェ」は、米麺を使用した牛肉などが入っているスープ料理。

牛肉と牛すじから煮込んだ出汁は、なんと12時間以上もかけて取っているのだとか。

一緒についてくる新鮮な生野菜には水菜やキャベツ、青じそが盛られ、一部は自家栽培しているのだそう。

生野菜をスープに入れていただきます。

麺はつるっとして柔らかく、あっさりしたスープとよく合い、あっという間にたいらげてしまいました。

●ベトナムコーヒー（ブラック） 400円（税込）

ベトナムのコーヒーは、フランス式の「フィン」というフィルターでゆっくり抽出します。

ブラックかミルク入りかを選ぶことができ、今回はブラックを注文。

フィルターの底にはコンデンスミルクが入っており、かきまぜて飲むと、濃厚でやさしい味わいでした。

調味料もすべて手作り

各テーブルには調味料が置かれており、自分の好みに合わせて味の変化を楽しめます。

チリソースとにんにく漬けは自家製のもの。

生野菜やハーブを活かしたあっさりとした味付けが特徴のベトナム料理は、どのメニューにも調味料がよくなじみます。

チリソースはレモングラスをベースに、ナンプラーや油でじっくり調理してあるそう。

スタッフの方からも「けっこう辛いよ」と教えてもらったので、まずはちょっとずつ試してみてくださいね。

大切にしていることは「お客さまの心」

オーナーであるビックさんが日本に来たのは25年前のこと。

ベトナム料理店が近所に無かったため、お店をはじめることを決意しました。

こちらの店舗に来る前は、加賀市の大聖寺で長年ベトナム料理店を経営されていたそう。

金沢に移転してからは店名もリニューアル。お店に込めた想いについて、オーナーであるビックさんがお話してくれました。

「RỒNG VIỆT QUÁN（ロンヴェット）」という店名は、龍の子どもという意味。長くいつまでも愛されるように、との想いを込めました。
お客様がよろこんで笑顔で帰ってくれることが1番の喜びであり、大切にしていること。現金のみの支払いにしているのも、できるだけ安く提供して、お腹いっぱいで帰ってほしいから。そしてまた来てもらえることが何よりも嬉しいです。

採れたて野菜を提供しているのも、その日のうちに新鮮で美味しいものを食べてもらいたいという想いから。

また、フードロスを防ぐため、その日に仕込んだ分が完売次第、営業終了としています。

食べるひとのことを丁寧に考えられた、温かさがあふれるお店でした。

あなたも、本場ベトナムの味を気軽に味わえる素敵なお店で、心も体もほっと温まるひとときを過ごしてみませんか？