末町|やさしい「おかず」のおもてなし。韓国家庭料理を気軽に楽しめる「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」

末町|やさしい「おかず」のおもてなし。韓国家庭料理を気軽に楽しめる「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」

家庭料理というと、それぞれの地域や国によってさまざまなスタイルがあります。
その中でも共通しているのは、「やさしさ」や「ぬくもり」ではないでしょうか。

末町にある「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」さんは、そんなぬくもりを感じさせてくれるお店。

今回は、料理の1つひとつに「母の愛」が込められた、やさしいアジア家庭料理を味わえる「Ban chan」さんをご紹介します。

異国文化に食を通じて繋がれる、アジア家庭料理「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」

総菜の人気がきっかけで生まれたレストラン

「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」さんは、北鉄バス「永安町」バス停のすぐ目の前。

末町と永安町のちょうど境目に位置し、金沢の中心部から少し離れた穏やかな場所です。

アジアンフード バンチャン入り口

駐車場はお店前と隣のガレージあわせて4台分用意されています。

アジアンフード バンチャン外観

2019年7月に総菜専門店としてオープンした「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」さん。

総菜の評判が良く、「ぜひお店をオープンして!」との熱い要望から2021年8月、レストランをオープンしました。

そのため、左手が総菜専門、右手がレストラン専門とそれぞれの入り口が。

そのときの気分や目的に合わせて、テイクアウトでも、店内でのお食事でも、どちらでも楽しめるようになっています。

アジアンフード バンチャン総菜店

総菜店には韓国のお菓子がズラリ。

あらかじめテイクアウトを注文しておけば、こちらで受け取りも可能です。

お店は中で繋がっているので、食事を済ませたあとにテイクアウトすることもできちゃいますよ♪

 

ほっとする、食卓へ

お店へ入ると、「いらっしゃいませ~」と、店主のキンシュクさんが笑顔で迎えてくれます。

店内は、どこか懐かしさを感じる温かみのある雰囲気。

アジアンフード バンチャン店内

グループで利用できる小上がり席も。

アジアンフード バンチャン小上がり席

半個室は居間のような造りになっており、お子様連れでも安心です。

アジアンフード バンチャンお座敷席

1人でも多人数でも、気兼ねなく過ごせますよ。

 

驚きの前菜9品!やさしさあふれるメニュー

メニューは、中国・韓国・日本の料理を組み合わせた家庭料理が中心。

アジアンフード バンチャンメニュー

それぞれの料理写真があるので、イメージがつきやすくなっています。

アジアンフード バンチャン メニュー写真

アジアンフード バンチャン メニュー写真

メニュー表の1番上には「前菜無料」の文字。

そうです、「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」さんでは、メイン料理(もしくは1,000円以上)を注文すると、なんと前菜が9品もついてくるのです!

〈バンチャンとは〉
店名でもある「バンチャン」は、韓国語で「ごはんのおかず」のこと。

メイン料理の前の小皿料理の総称で、韓国の家庭料理では欠かせない伝統的なスタイルです。

 

素材は中国・韓国から調達。家庭の味を大切に

アジアンフード バンチャン前菜

前菜には、チヂミ、落花生、キムチ、もやしナムルなど堂々たる顔ぶれがラインナップ。

キムチとカクテキは、味付けがぞれぞれ変えられていて、お子様でも食べられそうな優しい味です。

甘い味付けの落花生は、箸休めにぴったり。

中には干し豆腐といった日本ではあまり見かけないものもあります。日本で手に入りにくい材料は、故郷である中国や韓国から直接仕入れているそうです。

冷麺 1,100円(税別)アジアンフード バンチャン冷麺

冷麺は、牛肉のだしを煮込んだスープに、どんぐりの粉を使った麺が特徴。

スルッと口の中に入ってきて、暑い季節にぴったりの爽やかな味です。

クセがなくあっという間にたいらげました(笑)

ヤンニョム・チキン 700円(税別)アジアンフード バンチャンヤンニョムチキン

ヤンニョム・チキンの「ヤンニョム」とは韓国語で「味付けされた」という意味。

揚げた鶏肉に、コチュジャンやにんにくベースの甘辛いタレで味付けされています。

辛さが控えめなので、辛いのが苦手な人も食べやすくておすすめです。

カムジャタン 1,200円(税別)アジアンフード バンチャンカムジャタン

カムジャタンとは、「じゃがいものスープ」という意味。

メインのじゃがいもと、豚の背骨部分や野菜をさまざまな薬味調味料で煮込んだ鍋料理です。

アジアンフード バンチャンカムジャタン

大きな背骨のお肉は、身がほろほろと崩れる柔らさ。

薬味が効いていながらクセのないスープは、身体の芯からあたたまります。

1つひとつの料理が大きめなので、訪問時は腹ペコで行くことをおすすめします!

 

アジア交流のきっかけとなる場所を目指して

キンシュクさんご夫婦は1991年に来日。夫のコウテツさんは、北陸大学で国際交流について長年教えてこられました。

現在もアジアの国際交流について研究を続けています。

アジアンフード バンチャンご夫婦

名前
コウテツさん

どうしたら日本・韓国・中国などアジアの国が仲良くなれるか。お互いに理解を深めることはとても大切。このお店が交流の場としてのきっかけに少しでもなれば嬉しい。

国境を越えた料理を提供しているのもそのひとつ。

お店のコンセプトは、“バンチャン(おかず)を食べながらアジアのことを考えてもらうこと”。

「食べること」で、誰かを理解することにつながる。

「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」さんの料理には、ご夫婦のやさしい願いが込められています。

いつでもだれでも温かく迎えてくれる「アジアンフード Ban chan(バンチャン)」さん。

アジアを身近に感じるきっかけとして、ぜひ足を運んでみてください。

INFORMATION

店名:

アジアンフード Ban chan(バンチャン)

住所:

石川県金沢市末町12-16-1(駐車場あり)

電話番号:

076-205-5693

営業時間:

ランチ 11:30~14:30
ディナー 17:00~21:00

定休日:

なし(臨時休業の場合あり)

一人当たりの予算:

¥1,000~¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
こーりん

こーりん

ライター

食べること、書くこと、占いが好きな4児の母ライターです。金沢には高校時代と会社員時代を合わせると20年以上通ってきました。まだまだ知らない金沢の魅力を、これから皆さんと発信していけるのが楽しみです♪石川県かほく市在住。