北陸製菓株式会社|地元・金沢から全国へ。届けたいのは「おいしい」の先にある笑顔!

北陸製菓株式会社|地元・金沢から全国へ。届けたいのは「おいしい」の先にある笑顔!

金沢の暮らしの中で、気づけばいつもそばにあるお菓子。
ビーバーや米蜜ビスケットなど、世代を超えて愛される商品には、「おいしい」だけでは語れない背景があります。

代表取締役社長の髙﨑憲親(たかさき・のりちか)さんのお話とともに、北陸製菓株式会社の魅力をご紹介します。

100年以上続くおいしさ!安心感と、新しい楽しさを届けるhokka

全国区の人気に!愛され続ける「ビーバー」の快進撃

北陸製菓株式会社のビーバー

今や全国的な知名度を誇る揚げあられ「ビーバー」。
バスケットボールの八村塁選手がチームメイトに紹介したことで全国的に話題になり、県外のファンも一気に増えました。

しかし、地元民にとっては昔からなじみ深い米菓。

北陸産もち米を使い、昆布を練り込んだ生地は、サクサクの食感と昆布の旨味が絶妙なバランスで、つい手が止まらなくなる味わいです。

定番のプレーン味だけでなく、カレー味、のどぐろ味など、豊富なラインナップも魅力。

ビーバー白えび、あおさ塩、カニなど北陸ならではの味も。

 

また、期間限定コラボレーションも見逃せません。
クロミちゃんとコラボしたビーバー最近ではサンリオのクロミちゃんや「最強王図鑑」といった意外性のあるコラボが話題を呼んでいます。

「最強王図鑑」とコラボしたビーバー

おなじみの愛らしいキャラクターも大人気。
ビーバーくん

「ビーバー」は金沢を代表するソウルフードとなっています。

 

きっかけは大阪万博!?「ビーバー」の誕生秘話

北陸製菓株式会社の代表取締役社長、髙﨑憲親(たかさき・のりちか)さんにお話をうかがいました。

北陸製菓株式会社の高崎社長

「ビーバー」の名前は、1970年の大阪万博で展示されていたビーバー人形が由来。
人形の歯と、あられを2本並べた形が似ていたことが名付けの理由なのだとか。

どんな人形か、気になりますよね。
見せていただきました。こちらです!

ビーバーの名前の由来となった人形

「ここからビーバーという名前をつけた当時の人が天才だと思う」と髙﨑さん。確かに…!

2018年に社長に就任した髙﨑さんは、米菓は「ビーバー」一本に集中していくという大きな決断をされました。

それも、この名前とキャラクターがあったからこそだと言います。

ビーバーの人形とビーバー

以来、期間限定フレーバーや多彩なコラボレーションを次々と展開。
「懐かしいけど新しい」そんな魅力が、北陸から全国へと広がっています。

毎回新しい味が出るたびについ購入してしまうという人も、多いはず!

 

子どもから大人まで! 優しさを形にした「米蜜ビスケット」

米蜜ビスケットもうひとつ、20代〜40代の子育て世代から支持を集めているのが、「米蜜(こめみつ)ビスケット」です。

このビスケットの最大の特徴は、乳・卵といった動物性原材料を使用していないこと。
麹料理研究家の小紺有花(ここん・ゆか)さんとの共同開発で、金沢のじろあめや玄米甘酒といった伝統食材を利用した、おだやかな甘みのビスケットです。

歯が生えたらすぐに食べられる。1歳から100歳までファンがいる。
アレルギーがあっても、みんなで同じお菓子を囲んで笑い合えるように。
そんな、優しさが形になったようなビスケットです。

かむほどに広がる素朴な甘さと香ばしさは、大人にもファンが多い理由のひとつ。
体に優しいおやつとして、健康志向の層にも人気が広がっています。

米蜜ビスケット

 

創業100年以上!暮らしに寄り添い、積み重ねてきた歴史

北陸製菓の歴史は、1918年(大正7年)にまでさかのぼります。
当時は石川県産もち米を使ったあられ作りからスタートしたそうです。

戦中・戦後の食糧不足、時代の変化、味覚の多様化…。
100年以上のあいだ、その時々のニーズに合わせてカンパンやビスケット、あられなど、日々の暮らしに寄り添うお菓子を作り続けてきました。

2009年、「hokka」というブランド名でイメージを刷新。
このローマ字表記は、北陸から全国へ、世界へという意思表示でもありました。

北陸製菓株式会社ロゴ

2018年、100周年を迎えたタイミングで髙﨑さんが社長に就任。

伝統的な製法を守りながら、パッケージデザインの更新や新フレーバー開発など、常に挑戦を続けています。

ロングセラーを守りながら、新しい価値も提案する。
この柔軟さこそが、地元で長く愛されてきた理由といえるでしょう。

 

おいしさだけではなく、笑顔を届けたい

ビーバーと高崎社長

地元のものを使って、地元の方に届ける。
子どもの頃から食べている、変わらない安心感。それを大事にしているから今がある。

「私たちのお菓子は、この北陸で愛され、育ててもらいました。その恩返しとして、北陸の味を全国へ、世界へ発信していきたいと思っています」と髙﨑さん。

「大切にしているのは、おいしさだけではなく笑顔を届けること」だと語ります。

今年は、「ビーバー」発売から55年。
期間限定で「ぶち揚げ★ビーバーカフェ」をオープンするなど、体験価値を届けたいという想いを実現しています。

また、地元の子どもたちへのお菓子づくり体験や、地域イベントとのコラボレーションなど、地域貢献活動にも積極的です。


(写真提供:北陸製菓株式会社)

 

直売店「金沢彩匠」で、お菓子を買うことができますよ。北陸製菓株式会社の直売店への看板北陸製菓株式会社の直売店

「ビーバー」の楽しさも、「米蜜ビスケット」のやさしさも、100年以上続く歴史も。
そのすべての中心には「おいしさと、その先の笑顔のために」という変わらない想いがあるんですね。

「ビーバー」の最新情報は公式インスタグラムでチェックできますよ。

INFORMATION

店名:

北陸製菓株式会社

住所:

石川県金沢市押野2丁目290番地1

電話番号:

076-243-1000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

 

大人気の「ぶち揚げ★ビーバーカフェ」についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。