北陸鉄道株式会社|暮らしに寄り添い、金沢の日常を支える公共交通
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北陸鉄道株式会社|暮らしに寄り添い、金沢の日常を支える公共交通
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金沢で暮らしていると、毎日の風景の中に当たり前のように北鉄バスの姿があります。
朝の通勤ラッシュ、学生が一斉に乗り込む夕方、雨の日の仕事帰り──
バスが走る光景を見るだけで、「今日も街が動いている」と感じる瞬間があるのではないでしょうか。
北陸鉄道グループのバスは、地元の生活と密接につながる公共交通。
この記事では、地元民だからこそ知ってほしい北陸鉄道グループの取り組みや、バスを動かす人たちの姿をご紹介します。
目次
通勤もイベントも、そして飲み会帰りも。毎日の暮らしに寄り添うバスと鉄道
地元の暮らしを支える交通
金沢は車社会と言われますが、全員が車に乗れるわけではありません。
学生や高齢者、通勤時間帯の会社員、街なかで働く人々…
移動の足としてバスがなくては困る人が多くいます。
そんな人々の足を支えているのが、街を縦横に走る北鉄バスです。
住宅地から駅や学校へ、買い物や病院へと、地域の暮らしの細部までつなげています。
北陸鉄道株式会社は、金沢市を中心にバス事業や鉄道事業を展開し、地元の暮らしを支える企業として長い歴史を持っています。
特にバス事業は、グループ会社を合わせると石川県全域を網羅し、通勤・通学・買い物・観光と、日々のあらゆるシーンで欠かせない存在です。
鉄道事業についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
通勤・通学から観光まで

北陸鉄道グループのバスには、金沢市内や郊外を結ぶ日常の路線バスのほか、観光名所を効率よく巡る「城下まち金沢周遊バス」など、生活や観光のさまざまな場面に対応した種類があります。
金沢から県内外を結ぶ高速・特急バスや、学校や企業、イベント向けの貸切バスも運行されており、大人数での移動や特別な日の輸送にも活躍しています。

花火大会やマラソン大会などのイベント時にはシャトルバスの運行を担い、街の混雑を和らげたり、帰りのアクセスをサポートしたりと、地元の生活や楽しみを支える役割を果たしています。
さらに近年は、利用者にとって便利な仕組みも強化。
従来の北陸鉄道グループ独自のICカード「ICa(アイカ)」に加え、最近ではクレジットカードやスマホを使ったタッチ決済を導入しています。
近年急増している外国人観光客にも対応できるようにとの理由からだそう。
また、金沢MaaSコンソーシアムが運営するデジタル交通サービス「のりまっし金沢」を使えば、バス・鉄道の時刻検索から、デジタル乗車券の購入までスマホひとつで完結。
昔ながらの安心感と、最新の便利さを両立させています。
運転士との心温まるエピソード
バスの運行に欠かせないのが、運転士。
北鉄バスを利用する人々からは、心温まるエピソードが寄せられています。
通学に利用する学生は、学校前で降りる際に「いってらっしゃい」と声をかけてくれたことが印象に残っているそう。
車椅子の乗客が乗降する際にスロープを出して丁寧に対応する姿に感心したという声もあります。
また、財布を忘れて乗ってしまった、バス車内に忘れ物をしてしまった等のハプニングの際、優しく対応してもらったという体験談も聞かれました。
こうしたエピソードから、北鉄バスの運転士が日常生活の安心と温かさを支えていることが伝わってきます。
地域を支える誇りとやりがい

北鉄バスの運転士は、地域に暮らす人々の生活や観光業の発展を支えるという使命感と誇りを胸に、日々の業務にあたっているといいます。
イベント輸送では、マラソン大会や花火大会、初詣など、多くの人が集まる場面で安全に移動できるよう心を配ります。
「地域のイベントに貢献できることがやりがい」と語る運転士の声からも、地域の生活を支えたいという使命感が伝わってきます。
北鉄バスの運転士は、地域を支える大切な存在なんですね。
バスの魅力について、企画開発部課長の菊地さんは「たまにバスに乗ると、ゆっくりと自分の時間を持つことができ、新しい発見をすることができます。環境に優しい点も魅力です」と語ります。
また、同部署次長の下さんは「お酒を飲むならバスですね」と笑います。
他にも、イベントに合わせたショッピングバスの企画乗車券を販売するなど、地域の暮らしがより便利で楽しくなるよう、次々と新しい取り組みも実施しています。
バスの運転士、絶賛大募集中!
そんな北鉄バスでは、バスの運転士を絶賛大募集中!
運転士募集のラッピングバスも運行中です。ネコの運転士がかわいい♪
県内に1台しかない車両だそうで、見かけたあなたはラッキーかも。

バス運転士に興味がある方には、会社見学会も毎月開催されています。
会社見学会では、実際にバスの運転席に座って、操作を体験してみることができます。
こちらが運転席からの眺めです。
右にはマイクやドアの開閉レバーなど。運転士気分でドアの操作を体験できます。
左には運賃箱。運転席からは、運賃箱の中の様子が見えるようになっているんですね。
「バスの運転士って難しそう」「免許がないと無理では?」と思う方でも安心です。
北陸鉄道グループでは、未経験からスタートできる制度が整っており、実際に7割以上の運転士が未経験から始めています。
前職の経歴も自動車整備や飲食業、ショップ店員などさまざま。女性運転士も多く活躍しています。
バスを運転するのに必要な大型二種免許の取得費用は会社が全額補助!
ベテラン指導員による研修、シフト制で休みも取りやすい環境、会社負担での人間ドッグや脳ドッグ・睡眠時無呼吸症候群の検査や、出勤・退勤時のアルコール検査など、健康面・安全面のサポートも充実しています。

人事部の島田さんは、「北陸鉄道のバス運転士の有給消化率は例年90%以上! 働きやすさや健康管理に関する認定も複数受けており、長く安定して働ける職場です」と話します。
地元の暮らしを支え、やりがいを感じながら気持ちよく働ける職場なんですね。
興味を持たれた方はこちらもぜひご覧ください。
今日も変わらず街を走る北鉄バスや電車。
その姿は、地域にとってなくてはならない存在であり、私たちの日常を支えてくれています。

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