尾張町|ひんやり、ほっこり。老舗味噌屋さんの和ジェラート「Gelateria mikette(ジェラテリア ミケット)」

尾張町|ひんやり、ほっこり。老舗味噌屋さんの和ジェラート「Gelateria mikette(ジェラテリア ミケット)」

いつもの買い物のあと、仕事の帰り道、休日のお散歩の途中。

「ふらっと気軽に立ち寄れてちょっと休憩できる場所があればなあ」…と思うときってありますよね。

そんな希望を叶えてれて、ひとくち食べるとひんやり、だけど心がほっとするスイーツといえば…
そうです、ジェラートです!

今回は、老舗味噌屋「中六商店」店内にある「Gelateria mikette(ジェラテリア ミケット)」さんをご紹介します。

創業200年の想いをつなぐやさしい味わい「Gelateria mikette(ジェラテリア ミケット)」

近江町市場向かいの味噌屋さん

「Gelateria mikette(ジェラテリア ミケット)」さんがあるのは、「武蔵ヶ辻・近江町市場」バス停から尾張町方面へ徒歩約2分の場所。老舗味噌屋「中六商店」内の一角にあります。

「中六商店」七代目店主の娘で店主である中島未貴さんがパティシエの経験を活かして2020年4月にオープンしました。

お店は、近江町市場「市姫神社口」の真向かいに位置しており、「中六屋 味曾」の看板が目印です。

ジェラテリアミケットの入り口写真

お店のとなりには1台分の駐車スペースもあります。

ジェラテリアミケット駐車場写真

 

定番も季節限定も。いろんな美味しさを一度に

お店前のメニュー表にはその日に提供しているフレーバーが並んでいます。

ジェラテリアミケットのメニュー写真

「味噌キャラメル」や「醤油チョコレート」「白味噌チーズ」といった定番メニューにくわえ、季節に合わせたフレーバーも。

訪問時は、「せとかオレンジ」や「桜&フランボワーズ」がありました。

メニューを見ただけで、すでに美味しそう。

最新情報や季節のフレーバーは、公式Instagramからチェックできるのでぜひ参考にしてください。

 

入店して目に飛び込んでくるのは、色とりどりのフレーバーたち。

ジェラテリアミケットのショーケース写真

「美味しいから食べてみて~」と言わんばかりに、こちらに訴えかけてきているようです。

ジェラテリアミケットのショーケース写真

フレーバーは最大3種類、カップかコーンから選べます。コーンはカップに比べて50円プラスになりますが、ジェラテリア ミケットの公式アプリを入れると、50円引きクーポンが付いてくるのでコーン代がタダで楽しめます。

メニュー(すべて税込)

1フレーバー   400円

2フレーバー   500円

3フレーバー   600円

金箔ソフト  1,000円

ソフトクリーム 450円

 

追加料金

コーン50円

テイクアウトにも対応しており、お家でゆっくりと味わうこともできます。お家で食べる際は、空気を含むようにゆっくりと混ぜるのがおすすめ。

オンラインショップで購入もできるので、贈答用にもぴったりですよ♪

 

お店のとなりのイートインスペースには冷暖房も完備。

ジェラテリアミケットのイートインスペースの写真

元々ガレージだったスペースを改装したそうで、ベンチ席が3席とカウンターも2席あります。ガラス張りで密閉されるので、天気が悪い日でも安心して過ごせます。

わたしもそこでゆっくりいただきました♪

 

フランスやベルギーで修行を積んだ本格ジェラート

今回は、人気No.1メニュー「味噌キャラメル」を筆頭に、すこし贅沢に全5種類を注文。

ジェラテリアミケットの写真

未貴さんが、一番いい組み合わせとなるように入れる順番を考えてくれます。

未貴さんはフランスやベルギーでジェラートの修行を積み、金沢の有名洋菓子店「サン二コラ」でジェラート担当として携わっていました。

お店をオープンしようと思ったのは、ちょうど中六商店が改装するタイミング。

味噌の売れ行きが落ち着く夏にジェラートを販売できれば、年間を通して親しまれると考えたのがきっかけだったそう。

「ケーキ製作は工程も多く1人では難しい部分がありました。ジェラートなら1人でもなんとかできるのでは、と考えたのです」と、当時の想いを話してくれました。

ジェラートは1つひとつ未貴さんが手作りしています。「新作フレーバーは、なるべく商品名で想像できる味になるように調整しています。本当はもっと個性的なものにしたい気持ちもありますが(笑)」とお客様のことを考えたフレーバーづくりが感じられます。

 

●写真右:味噌キャラメルと醤油チョコレート 550円(税込)
●写真左:能登塩みるく(上)、抹茶(下左)、甘酒&ブルーベリー(下右) 600円(税込)ジェラテリアミケット のジェラート写真

中六商店の味噌を使用した味噌キャラメルは、キャラメルと味噌を炊き込んだものにミルクジェラートを加えたもの。しっかりとした味噌の風味のあとにキャラメルが口いっぱいに広がり、やさしい甘さに包まれます。

醤油チョコレートは、ダークチョコレートに中六商店の甘めの醤油を香らせた濃厚な味わい。チョコレートの味わいの中、ほのかに醤油が合う~~!

能登塩みるくは、ミルクジェラートに能登の塩をすこしだけ混ぜ込んであります。ミルクの甘さの中に少しだけしょっぱさが後から感じられ、いちど食べるとやみつきになりそう。

抹茶は、金沢のお茶屋さん「上林茶舗」の抹茶を使用しており、どこまでも香り高い味わいでした。

甘酒&ブルーベリーは、米糀のノンアルコール甘酒がベースとなっています。ブルーベリーには果肉が入っておりさっぱりとした甘さで暑い日にもぴったりです。

店内ではジェラートに使用している「中六商店」の味噌や醤油も購入できます。気になる方はぜひチェックしてみてください。

ジェラテリアミケットの味噌写真

 

大切にしているのは地元に根差すこと。変わらないぬくもりを届け続けたい

店名である「Gelateria mikette(ジェラテリア ミケット)」の「mikette(ミケット)」は、未貴さんの名前が由来。

フランス語でかわいいものを意味する「ette」を掛け合わせ、「未貴さんの好きなもの」と想いを込めました。

ジェラトリアミケットの写真

店内の植木鉢や観葉植物を丁寧にお世話されている姿が印象的で、お店全体に未貴さんのあたたかさや優しさがにじみ出ているように感じました。

未貴さんが大切にしているのは、地元に根差し、いつまでも愛されるお店であり続けること。

味噌や醤油を買いに来た常連のお客さんが、ついでにジェラートも手に取ってくれる。そんなひとときも未貴さんにとって嬉しい瞬間なのだそうです。

 

いつでもふらっと立ち寄れば、やさしい甘さに癒される、そんな場所。

未貴さんの想いがたっぷり詰まったやさしいジェラートが、どんな時でもそっと心に寄り添います。

ぜひあなただけのお気に入りを見つけてみてください。

INFORMATION

店名:

gelateria_mikette(ジェラテリア ミケット)

住所:

石川県金沢市尾張町2-2-25
(駐車場1台、近くに有料パーキングあり)

電話番号:

076-221-0154

営業時間:

10:00~18:00

定休日:

火曜日(11〜3月は火・水曜)

一人当たりの予算:

~¥1,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
こーりん

こーりん

ライター

食べること、書くこと、占いが好きな4児の母ライターです。金沢には高校時代と会社員時代を合わせると20年以上通ってきました。まだまだ知らない金沢の魅力を、これから皆さんと発信していけるのが楽しみです♪石川県かほく市在住。