岩出町|ぶどう畑から始まった、お菓子の物語。「洋菓子工房ぶどうの森 本店」

岩出町|ぶどう畑から始まった、お菓子の物語。「洋菓子工房ぶどうの森 本店」

「洋菓子工房ぶどうの森 本店」さんがあるのは、金沢市岩出町の自然に囲まれた場所。
多くのファンに愛され続ける背景には、「人とのつながり」や「物語」を何より大切にしている想いがあります。
季節の恵みを詰め込んだ品々は、日常を彩る特別な贈り物。素材の背景や作り手の思いまで感じられる、物語のあるお菓子の世界をのぞいてみました。

「美味しい」と「美しい」のその先へ。物語と出会う場所「洋菓子工房ぶどうの森 本店」

ぶどうに囲まれた、おとぎ話のような入り口

金沢市岩出町。

のどかな田園風景が広がる自然の中にある「ぶどうの森 本店」。その中に「洋菓子工房ぶどうの森 本店」さんがあります。


駐車場は、この坂を下りたところ。


坂を下りると別世界! 広がるぶどう棚の下が、140台分の広々とした駐車スペースとなっています。「洋菓子工房ぶどうの森 本店」さんは、坂を下りて左手にあります。


四季折々の草花が、訪れる人を優しく出迎えてくれます。


こちらが「洋菓子工房ぶどうの森 本店」さんの入り口。まるでおとぎの国に迷い込んだかのようです。

お店の向かいには24時間購入可能な冷凍スイーツの自動販売機も設置されており、早朝や閉店後でも「ぶどうの森」さんの味を楽しめると地域の方からも好評だそうですよ。

 

季節と素材が織りなすアート。ショーケースを彩るスイーツたち

店内に入ると、まず目を惹くのが2026年夏にリニューアルした看板商品「緑のぶどうのクリームサンド」のポスター。
ファン必見の進化です!

左手には季節を感じる焼き菓子の詰め合わせが並んでいます。

右手にはシロップ、ジャム、ジュース、パスタソース、ドレッシングなどの商品が美しく並び、思わず目移りしてしまいました。

ギフトにぴったりな、ぶどう、いちご、もも、マンゴーなどのジュレもあります。

手土産にも最適な品揃えですね。

正面には美しいケーキがずらりと並びます。

フルーツを贅沢に使ったショートケーキ、デコレーションケーキやロールケーキまで。

シュークリームやプリンといった定番スイーツもありました。

リニューアルされた「緑のぶどうのクリームサンド」は、「柑橘香るレーズン×ぶどうクリーム」と「ラムレーズン×ホワイトチョコクリーム」の2種類が登場。

また、「Hazico(ハジコ)」シリーズも展開しています。

製造工程で生まれる“はじっこ”部分を活用し、新しいおいしさを生み出したシリーズで、その価値も楽しんでほしいという思いから生まれたそうです。
「わらび餅バウム 能登大納言×抹茶」や「41年目のチーズケーキ」のはじっこを使用したジェラート。

そのほか、バウムやカステラのはじっこも販売されていました。


どちらも満足感のありそうな、うれしいラインナップです。

 

ぶどうの恵みを感じる、こだわりのスイーツとジュース

今回は、お店を代表するスイーツの中から特に気になったものをテイクアウトしました。

●緑のぶどうのクリームサンド(ラムレーズン×ホワイトチョコクリーム)1個 270円(税込)

リニューアルを経て、ぶどうとクリームがさらに増量!
大好きだった商品なので、再び味わえるのがとてもうれしいです。
表面に布目模様がついたサブレ生地は、以前よりもホロっと柔らかい食感に。
ホワイトラムが効いた大人の味わいで、ラムレーズンが好きな方には特に好まれそうです。
クリームもコクがあり、ゴロゴロと入ったラムレーズンとよく合っていて満足感がありました。
次回は「柑橘香るレーズン×ぶどうクリーム」も試してみたいです!

 

●金沢産のブルーベリーのタルトレット(季節限定) 702円(税込)

大粒のブルーベリーがこぼれんばかりにのった、
見た目にも美しい1品。
ブルーベリーとクリームのコントラストが美しく、ひと目で心をつかまれます。


ブルーベリーの粒は1つひとつが大ぶりで、食べ応えも十分。
濃厚なクリームとサクッとしたタルト生地、そしてしっとりとした後味が調和した、贅沢な味わいです。

 

●ぶどう畑のジュース 648円(税込)

レモン果汁以外は何も加えない、ほぼ100%の濃厚ぶどうジュース。
口に含むと鼻から豊かな香りが突き抜けます。


そのままでも格別ですが、炭酸割りや、意外にもビールと割っても楽しめるそう。
大人の楽しみ方が広がる1本ですね。

 

「美味しいこと、美しいこと、物語があること」人と地域のつながり

「ぶどうの森」の洋菓子工房を担当する橋本さんと、本店店長の牧さんにお話を伺いました。

もともとオーナーは農家で、50年前のこの地はほとんどが水田地帯でした。オーナーのお母様のご実家がぶどう農家だったため、結婚をきっかけにぶどう栽培を始め、オーナーのお父様が苦労しながら少しずつ水田をぶどう畑へと変えていったそうです。


「ぶどうの森」さんのはじまりはカフェ。


ぶどうの直売所にわざわざ足を運んでくださった方に、丁寧なおもてなしをしたい。
そんな思いから作ったカフェが、今につながっています。
今でも夏季だけ営業する敷地内のぶどうの直売所にはたくさんの人が訪れるそうです。

カフェで最初にお客様にお出ししていたのは「チーズケーキ」。
歴代のパティシエシェフを経てそのレシピは変わりましたが、今でもチーズケーキはスペシャリテのひとつです。

当時、周りからは「こんなところまで足を運ぶお客様は少ないだろう」と言われていたそうですが、想像以上に多くの方が足を運んでくれたといいます。そこから「ケーキが作れるよ」「料理ができるからやらせてほしい」という若者もやってきたので、彼らに任せる形で、洋菓子店やレストランが生まれていきました。

お客様から「ここで結婚式を挙げたい」という声が寄せられたことをきっかけに、ウェディングの場も生まれました。
さまざまな縁がつながり、循環しながら現在のかたちへと育ってきたのだそうです。

─ お店の想いや大切にしていることを教えてください。

「美味しいこと」「美しいこと」そして「物語があること」。
この3つがそろって初めて、お客様に感動を届けられると考えています。
例えば、季節ごとに果実のおいしさを味わってほしいという思いから、桃をまるごと使った「まるごと桃の贅沢タルトレット」が生まれました。

また「緑のぶどうのクリームサンド」には、コロボックルたちが大好きなおばあさんのために夜中にお菓子を作るという物語があるんです。

この「緑のぶどうのクリームサンド」は、特におすすめで人気の商品です。
リニューアルされたものは、クリームもレーズンも隙間なくたっぷりとサンドしています。
特にレーズンが大幅に増えたので、満足感があると思いますよ。

 

お話をお聞きして、商品そのものだけでなく、背景にあるストーリーまで届けたいという姿勢が印象的でした。

 

自然と人のつながりが生んだ、美味しく美しい物語

お店の周辺に広がるぶどう棚や広大な農園もご案内いただき、ここが単なる菓子店ではなく、自然と人が共生する「森」であることを実感しました。
「ぶどうの森」さんを象徴するぶどう棚は、約2.5ヘクタールに広がり、現在は50種類の品種を栽培しているとのことです。
新鮮な食材がここから生まれるからこそ、私たちが口にするお菓子はこれほどまでに豊かな味わいなんだと思いました。


金沢の豊かな自然が育んだ、甘く優しい物語。
ぜひあなたも、この場所で「物語のある美味しさ」を体験してみてください。

INFORMATION

店名:

洋菓子工房ぶどうの森 本店

住所:

金沢市岩出町ハ50-1
(駐車場140台)

電話番号:

076-258-0236

営業時間:

9:30~18:00

定休日:

元日のみ休業

一人当たりの予算:

~¥1,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
みさき

みさき

ライター

はじめまして、みさきです。 金沢生まれ、金沢育ちで、現在は家事・育児に奮闘しながらフリーライターとして活動しています。 長年親しんできた金沢の街の移り変わりを眺める中で、新しく生まれるお店、そして長く愛され続けてきたお店それぞれに、その場所ならではの魅力があると感じてきました。 実際に足を運び、味わい、お店の方の想いや空気感も大切にしながら、 「行ってみたくなる」「応援したくなる」そんなお店との出会いをお届けできたらと思っています。