 
                                                            ひがし茶屋街|自分で焼くパン体験!隠された仕掛けと魅力的な空間「BONNY BUTTERFLY(ボニー バタフライ)」
金沢の観光地として名高い、ひがし茶屋街。その喧騒から少し離れたはずれに「BONNY BUTTERFLY」さんがあります。
店名「BUTTERFLY」に込められた想い、それは「日常のサナギのように受け身で過ごした心を、自ら羽ばたき楽しむ蝶へと変容させる」体験をお届けすること。
訪れる人の心をふわっと軽くし、主体的なワクワクに満ちた時間と空間を提供したいという、オーナーの熱意が深く根付いています。
開業日は、幸運をもたらす縁起の良いぞろ目の令和7年7月7日。オーナーの熱い想いと遊び心が詰まった物語が、この場所から始まります。
目次
日常のサナギから、ワクワクする蝶へ。五感を刺激する特別な体験が待つ隠れ家カフェ「BONNY BUTTERFLY(ボニー バタフライ)」
知る人ぞ知る!ひがし茶屋街で「蝶」の道しるべをたどる
ひがし茶屋街の住宅がたくさん並んでいるところを歩いていると、こんな看板が!
おいしそうな食べ物の写真と藍色の看板に「BONNY BUTTERFLY」と矢印が書いてありました。
この矢印がさす方向に少し歩いていくと、左に青い建物、右に赤系の古民家が見えてきました。
ここが「BONNY BUTTERFLY」さんです!
路地の奥で出会う、この特別な空間こそが目的地。不安が一気に期待へと変わる瞬間です。それではお店に入ってみましょう!
古民家×モダン×緑が彩る、ワクワクに満ちた癒やしの空間
このカフェの空間は、「古民家×モダン×緑」という独創的なコンセプトで設計されています。伝統的な古民家の柱や梁を残しつつ、現代的なデザインと融合させることで、どこか懐かしくも新しい、洗練された雰囲気が漂っています。
お店に入ると、まず目をひくのが高さ3.5mのシンボルツリー「エバーフレッシュ」です。この大きな木から始まる緑にあふれた空間は、まるで都会の喧騒を忘れるオアシス。深呼吸を誘うような穏やかなひとときを提供しています。

席数は合計18席(テラス3席、テーブル4席、カウンター2席、コンセント付き席が3つ角に2席、3席、4席)。コンパクトな空間でアットホームな雰囲気です。もちろん、Wi-Fi完備。さらに、昼からお酒も楽しめるよう11時からのアルコール提供も。
こちらの4席は広々としており、作業にぴったりです!

こちらは3席で、後ろにカラフルなカップやオリジナルTシャツ、お酒、その他雑貨がたくさん並んでいます。こちらも奥にコンセントありですね!

こちら入口前にも2席。よくみてみると、全部三角形のテーブルで面白いですね!また、椅子の種類もさまざまです。
こちらはテーブル席4席で、みんなでわいわいやるのに最適ですね!
また、テラス席は本当に最高で、ゆりかご席があります!

蝶が優雅に羽を休めるかのような、特別な安らぎを体感できます。ゆりかごに揺られながら風を感じていると、日頃の疲れが癒やされていくのを感じました。
ここで休むだけでなく、ゆらゆらと揺られながらPC作業をするのも幸せな時間だなぁと思いました。
発見の連続!店内に隠された遊び心
この空間には、オーナーの「楽しんでほしい」という想いが込められた遊び心ある仕掛けが満載です。店内の至るところに隠された仕掛けは、探せばキリがないほどの発見を与えてくれます。
レジカウンターの上を見ると青白く光るロゴマークが。
レジカウンターの下には白い文字で「BONNY BUTTERFLY」と書かれた青のスケートボードの板が。
テラスの扉の取っ手はなんと!スケートボードのタイヤが使われております。言われるまで全く気づかなかった!
ビーバー君。今もなんであるのか分かりません(笑)
入口の取っ手はロゴマークと同じ。
これは謎のお家モデル。

え?
ロゴマークが同じ?
椅子もみたことある。ん?
これ「BONNY BUTTERFLY」の設計モデルですか!
実はこれ、訪問時にはただ面白いなと思って撮ったのですが、帰って写真を見返して気づきました。
ここの空間、あり得ないくらいに何か発見できます。1回で分かることもあれば、何度も来てからふと気づくことも、こうして写真を見つめなおして気づくことも。まだ十分理解できていないところがあったのがびっくりです!
このように何度来ても新しい景色を楽しめる工夫が施されています。
お客さん自身が職人に!6回で挑む「小さなパンたち」体験

メニューたくさんあって迷うな~
コーヒーとFOODどれにしよう?
パン、ワッフル、チュロス、アフォーガード、ソフトクリーム、チーズケーキ?
ん?
小さなパンたち??どういう意味だろう?
「すみません。小さなパンたちって何ですか?」
「6枚の小さなパンをガスコンロでお客様ご自身で焼いていただくか、スタッフが代わりに焼くこともできますが、いかがでしょうか?」
ここは自分で焼くしかないと思い、「小さなパンたち」を注文しました。
●小さなパンたち 1,300円(税込)
●ARK-HS(コロンビア、ブラジル、エチオピアの深煎りブレンド)650円(税込) このメニューは、「ベーカリーパーラーGood Day」さんとコラボしたオリジナルのミニパン6枚とを、自分でガスコンロで焼いて楽しむスタイル。パンは手のひらサイズで、朝食、ブランチ、おやつなど、さまざまなシーンで気軽に利用することができます。
このメニューは、「ベーカリーパーラーGood Day」さんとコラボしたオリジナルのミニパン6枚とを、自分でガスコンロで焼いて楽しむスタイル。パンは手のひらサイズで、朝食、ブランチ、おやつなど、さまざまなシーンで気軽に利用することができます。

オーナーが最もこだわったのは、このガスコンロで焼くという「過程」そのもの。温度調整が難しく、焦げやすい過程をあえて提供することで、「手間がかかるからこそ、上手く焼けた時の喜びが大きい」という、主体的な楽しさを体験してほしいという強い想いが込められています。また、焦げる苦労や上手く焼けた感動を一緒に来た人と共有することで、カフェの新たな楽しみ方を提案しています。店員さんも気軽にコミュニケーションをとってくれるので、おひとりさまでも安心です。

トッピングは全7種類の中から5種類を選べます。バター、こしあん、シナモン生クリームの3種類が定番で、さらにももジャム、ぶどうジャム、ピーナッツバター、ヌテラクリームの中から2種類を選択するのがベーシックです。
私はあえて定番のバターを外し、こしあん、シナモン生クリーム、ぶどうジャム、ピーナッツバター、ヌテラクリームに挑戦。お店の方の「焦げやすいから強く焼きすぎないように」という忠告を受け、6回でどこまで適切な焼き加減にもっていけるか、iPhoneの時計タイマーを用いて真剣に挑戦しました!
焼き時間が20秒の場合、焦げ目が強い。焼きすぎかな。
焼き時間が17秒ほどの場合、ちょうどよい焦げ具合。
試行錯誤の末に見つけた最高の焼き方の目安をご紹介します。 それは、「火を付けてしばらく待ち、コンロの回すところの目印で、弱い方から2つ目の目印の右端(1つ目の目印側)あたり、表面に赤い輪がある程度見える最低限度の火加減で、表裏をそれぞれ16〜18秒焼く(若干裏の焼く秒数多め)」こと。15秒では少し焼き足りず、20秒では焦げるという、この数秒の繊細な火加減こそが、最高の香ばしさとふわふわ感を引き出す鍵でした。ぜひ、皆さんもご自身で自分の焼き方を探してみてください。
それは、「火を付けてしばらく待ち、コンロの回すところの目印で、弱い方から2つ目の目印の右端(1つ目の目印側)あたり、表面に赤い輪がある程度見える最低限度の火加減で、表裏をそれぞれ16〜18秒焼く(若干裏の焼く秒数多め)」こと。15秒では少し焼き足りず、20秒では焦げるという、この数秒の繊細な火加減こそが、最高の香ばしさとふわふわ感を引き出す鍵でした。ぜひ、皆さんもご自身で自分の焼き方を探してみてください。
「まるでワイン」なジャムも!緻密に計算された感動の味わい
最高の焼き加減で仕上げたパンにトッピングを乗せて、いただきました。 ヌテラは、とろけるような滑らかな舌触りで、パンの風味を引き立てる最高の相性でした。定番のこしあんとピーナッツバターの組み合わせは、香ばしさと優しい甘さが絡み合い、誰もが納得の安心の美味しさです。そして、特に衝撃と感動を覚えたのがぶどうジャムです。ブドウの粒がしっかり入ったその味は、まるでワインのような複雑で上品な味わいで、ジャムの概念が変わるほどでした。
ヌテラは、とろけるような滑らかな舌触りで、パンの風味を引き立てる最高の相性でした。定番のこしあんとピーナッツバターの組み合わせは、香ばしさと優しい甘さが絡み合い、誰もが納得の安心の美味しさです。そして、特に衝撃と感動を覚えたのがぶどうジャムです。ブドウの粒がしっかり入ったその味は、まるでワインのような複雑で上品な味わいで、ジャムの概念が変わるほどでした。
どのトッピングも素材の良さが際立っており、オーナーのパンに対する熱意が伝わってきます。
また、ドリンクとして注文した深煎りのコーヒー(ARK-HS)は、レーズンやチョコのようなフルーティーな香りが感じられ、パンの香ばしさとトッピングの甘さを計算し尽くされた完璧な1杯でした。

「県外に負けたくない」地元の想いと「ワクワク」の仕掛け
 最後に、この店を始めたオーナー・永山さんの熱い想いをお聞きしました。
最後に、この店を始めたオーナー・永山さんの熱い想いをお聞きしました。
石川出身の永山さん。
「最近このエリアは県外の会社が増え、地元の店がなくなっていくことに対して県外に負けたくない」という強い決意のもと、地元の人間が、地元で、地元のものを使ってお店をしたいと思ったそうです。
そのため、メニューには「ベーカリーパーラーGood Day」さんの小さなパンたちの他にも、加賀棒茶や能登ミルクといった金沢らしい素材を積極的に取り入れています。地元の食材を使うことで、地域の魅力を発信し、地元愛を形にされています。
店名「BONNY BUTTERFLY」には、「失われがちな、主体的に楽しんでいく機会を提供し、ワクワクしてほしい」という願いが込められています。
古民家とモダン、そして永山さんの深い地元愛が融合した特別な空間。
店員さんも親しみやすく、おひとり様でも心おきなく過ごせます。
ぜひあなたも、心満たされる「癒やしのひととき」を堪能してみてください。
INFORMATION
店名:
BONNY BUTTERFLY
住所:
石川県金沢市東山1丁目17−172
電話番号:
076-213-7002
営業時間:
10:00〜18:00
定休日:
不定休(インスタグラム参照)
一人当たりの予算:
~¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
 
                                                                                 
                                                 
                                                                                 
                                                                                 
                                                                                 
                                            
 
                                                     
                                                     
                                                     
						 
					 
						 
					










 
                     
                     
                     
						 
						 
						 
						 
						