菊川|旬を奏でる特別な1膳を。大切な家族・友人と心潤うひとときを過ごす「菊川の台所 ふたば」

菊川|旬を奏でる特別な1膳を。大切な家族・友人と心潤うひとときを過ごす「菊川の台所 ふたば」

菊川の街並みに凛とたたずむ、黒瓦が美しい築100年超の古民家。かつて薬屋として街のすこやかさを支えた歴史ある場所が、今は「菊川の台所 ふたば」さんとして新たな時を刻んでいます。

店名に込めたのは、誰もが誇れる地域の台所でありたいという真摯な志。大きな窓から光がさし込む洗練された空間で味わえるのは、旬を奏でる特別な1膳です。大切な家族や友人と、格式ある創作和食を気兼ねなく楽しむ。そんな心潤うご褒美のひとときをご紹介します。

格式はそのままに、居心地はどこまでも優しく。家族と囲む、極上の1膳「菊川の台所 ふたば」

犀川のせせらぎと、小学校の裏手に潜む隠れ家

お店があるのは、金沢を流れる犀川からほど近い、静かな住宅街。犀桜小学校のすぐ裏手に位置する、観光地の喧騒とは無縁の穏やかな場所にあります。

ひときわ目を惹く黒瓦の屋根に、2階に並ぶ美しい格子戸。この趣深い建物は、かつて街の健康を支えていた薬屋をリノベーションした本物の古民家です。

街並みにしっとりとなじむたたずまいは、まさに「ディープな隠れ家」。駐車場は3台分用意されていますが、ちょっと場所が分かりづらいので、予約のときやお店に着いたときに「駐車場はどこですか?」と聞いてみてくださいね。

お店に行くときは、事前の予約がおすすめ。大切な家族や友人と心ゆくまで過ごすなら、あらかじめ連絡を入れてから、小学校横の路地を抜けていくのがスマートな楽しみ方ですよ。

 

歴史を紡ぐ「元薬屋」のモダンな空間

中へ入ると、当時の面影を残す陳列棚や机、椅子が大切に使い続けられていて、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。ふと目を向ければ、色鮮やかなステンドグラスが空間に彩りを添えていたりと、店主の細やかなこだわりが随所に感じられます。

奥には中庭を眺められる落ち着いたお座敷があるのですが、この日は庭に雪が積もっていて、本来の姿が見られなかったのは少し心残りでした。それでも、趣ある砂壁や立派な柱、そして天井の造りを眺めているだけで、建物が重ねてきた豊かな時間を感じることができます。静かに料理を待つ時間もまた、ディープな隠れ家ならではのぜいたくなひとときです。

 

旬を閉じ込めた「ふたば御膳」

「菊川の台所 ふたば」さんのランチは、店名を冠した「ふたば御膳」が主役です。地元・金沢の旬を丁寧に盛り込んだ、目にも鮮やかな内容が楽しめます。

●ふたば御膳

メインに加えて、季節の小鉢が種類豊富に並ぶ満足感たっぷりの御膳。うれしいことに「ごはんはおかわり自由」です。食後にはデザートと、飲み物(自家焙煎のコーヒーなど)が付いてきます。

また、よりぜいたくに楽しみたいときや、特別な集まりにぴったりな予約制のメニューも用意されています。

●すし御膳(3日前までの要予約)

お祝い事や、自分へのとっておきのご褒美に。

 

●夜のおまかせコース 7,700円(税込)〜(予約制)

ご予算に合わせて相談が可能です。

お店では1人ひとりのお客様を大切に迎えたいという思いから、事前の予約をいただけると大変ありがたいとのこと。もし当日であっても、「ふたば御膳」なら午前11時までに電話をすれば、その日の状況に合わせて準備をしてくださいます(席の状況によっては待つ場合もありますが、それもディープな隠れ家ならではのゆったりとした時間の一部ですね)。

 

さらに、カウンターの黒板にはお酒の品揃えや1品料理の案内も。

・お酒の愉しみ
石川の地酒をはじめ、各地の銘酒が揃っています。落ち着いた空間で、丁寧に作られた料理に合わせる1杯は格別です。

・一品料理・テイクアウト
なかでも、写真からもそのふっくら感が伝わる「だしまきたまご」は、ぜひ味わっていただきたい1皿。追加での注文はもちろん、ご自宅でもお店の味を楽しめるテイクアウトも可能です。

 

旬を少しずつ。心ときめく「ふたば御膳」体験

●ふたば御膳(食後のデザート・飲み物付き)2,800円(税込)

目にも鮮やかな「ふたば御膳」。店主が吟味した季節の素材が並び、訪れるたびにそのとき1番の「うまみ」に出会えるのだと、期待が膨らむ内容です。

ホタルイカの天ぷらは、サクッとした衣の中からうまみが広がり、春の訪れを感じさせてくれます。

大粒の能登牡蠣のクリーム煮は驚くほど濃厚。素材の力を最大限に引き出す丁寧な仕事ぶりに、思わず笑みがこぼれます。

ふっくらと焼き上げられただし巻き卵には、自家製の佃煮が添えられていました。この佃煮がまた格別で、卵のやさしい甘みを引き立ててくれます。細かな添え物まで手作りされているところに、店主の温かな思いを感じます。おかわり自由のごはんが進んで困るほどです。

 

食後の楽しみは、真っ赤なイチゴが添えられた ティラミス 。和の空間でいただく洋のデザートは新鮮で、ほどよい甘みが心地よく体を満たしてくれます。

最後にお抹茶をいただきながら、歴史ある空間の余韻に浸る時間は、まさに日常を忘れる「ご褒美」のひとときでした。

 

心に明かりが灯るような、金沢・菊川の「台所」

「菊川の台所 ふたば」さんは、歴史ある建物のぬくもりと、店主の細やかな心遣いが共鳴する素敵な場所でした。

店主:松本さん

歴史ある「台所」に芽吹いた「ふたば」

店主:松本さん

「菊川の台所 ふたば」を切り盛りするのは、やわらかな笑顔が印象的な店主の松本さんご夫妻です。

実はこの地、菊川はかつて「台所町」と呼ばれていた歴史があるのだそう。松本さんは居酒屋、懐石、そして料亭と、幅広い現場で研さんを積まれたのち、2022年にこの店をオープンさせました。

■「台所」への思い 「かつての地名にちなみ、格式高い料亭のような門構えではなく、誰もが親しみを持てる『台所』のような場所でありたい。そんな願いを込めています」と松本さん。

■「ふたば」への思い 「店名の『ふたば』には、種から芽が出て、これから大きく育っていく『ふたば』のような存在でありたいという、謙虚で前向きな決意を込めました」

料亭仕込みの確かな腕がありながら、それを「日常の幸せ」として提供してくれる松本さん。おふたりが醸し出す温かな空気感や、お抹茶を点てる誠実な所作1つとっても、その根底にあるお人柄が伝わってきます。初めて訪れた方でも、どこか懐かしく「ただいま」と帰りたくなるような、日常の延長にある安心感を大切にされているお店です。

「菊川の台所 ふたば」を切り盛りするのは、やわらかな笑顔が印象的な店主の松本さんご夫妻です。

実はこの地、菊川はかつて「台所町」と呼ばれていた歴史があるのだそう。松本さんは居酒屋、懐石、そして料亭と、幅広い現場で研さんを積まれたのち、2022年にこの店をオープンさせました。

■「台所」への思い 「かつての地名にちなみ、格式高い料亭のような門構えではなく、誰もが親しみを持てる『台所』のような場所でありたい。そんな願いを込めています」と松本さん。

■「ふたば」への思い 「店名の『ふたば』には、種から芽が出て、これから大きく育っていく『ふたば』のような存在でありたいという、謙虚で前向きな決意を込めました」

料亭仕込みの確かな腕がありながら、それを「日常の幸せ」として提供してくれる松本さん。おふたりが醸し出す温かな空気感や、お抹茶を点てる誠実な所作1つとっても、その根底にあるお人柄が伝わってきます。初めて訪れた方でも、どこか懐かしく「ただいま」と帰りたくなるような、日常の延長にある安心感を大切にされているお店です。

お料理をいただきながら過ごす時間は、日常の忙しさをふっと忘れさせてくれます。お庭の景色はまた次の季節への楽しみにとっておくとして、次は大切な人を誘って、またこの「台所」へ帰ってきたい…。

金沢で静かに、けれど確かな満足感を味わいたいランチタイムに。ぜひ1度、予約の連絡を入れてから訪れてみてください。

INFORMATION

店名:

菊川の台所 ふたば

住所:

石川県金沢市菊川1丁目12-13
(駐車場3台)※ご来店、ご予約時にお声掛けください。

電話番号:

076-203-6248

営業時間:

ランチ 11:30〜14:30(L.O. 14:00)
ディナー(予約制)18:00〜21:00(L.O. 20:00)

定休日:

不定休(詳しくは公式Instagramにてご確認ください)

一人当たりの予算:

¥2,000~¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
タカフミ

タカフミ

ライター

はじめまして、タカフミです。 東京からUターンして金沢市に戻り、今は在宅フリーランスのライターをしています。やっぱり地元が落ち着くなと感じながら、日々の暮らしや発見を記事にしています。 地元のお店やスポットの魅力を「その場の空気感」や「人の声」と一緒に伝えるのが好きです。食べ歩きで感じたことや店主さんのこだわりを掘り下げて、読んだ人が「ここ行ってみたい!」と思えるような文章を目指します。