石川県大野町、発酵食の聖地「ヤマト・糀パーク」内のチーズケーキ専門店「こめトはな」さん。
老舗の醤油・味噌蔵の400年の伝統が米糀とチーズで融合した、唯一無二のスイーツです。
今回はその美味しさの秘密を、実食レポートとインタビューで解き明かします。
目次
大野町の糀が花開く、未来へつなげるチーズケーキ。「こめトはな」
のれんをくぐれば「ヤマト・糀パーク」
金沢市大野町。海沿いを走ると、ヤマト醬油味噌「ヤマト・糀パーク」が見えてきます。
駐車場は第1〜第4駐車場まであるので安心です。
のれんをくぐると、そこが「ヤマト・糀パーク」。
昔ながらの趣に現代の清潔感が溶け合う建物は、発酵食文化の息吹を感じさせます。

小道を進むと見えてくるのが、古民家風×モダンが融合した「こめトはな」さんです。

チーズケーキを彩る和モダン空間

ショーケースには、老舗の発酵技術を活かした米糀入りチーズケーキがずらりと並びます。

プレーン、ショコラのほか、金沢白糀(かなざわしろこうじ)、抹茶、加賀棒茶まで。
ホールサイズはクッキー生地で、表面をこんがり炙ったパリパリ食感の「ブリュレ」が人気です。
チーズプリンも一緒に並び、ここだけのスイーツが楽しめます。
1日の販売はショーケースに並ぶ分くらいで、なくなり次第終了とのこと。
実は筆者も過去2回足を運んだのですが、いずれも完売でゲットできず…。
確実に手に入れたい方は、受け取り時間を伝えておけばお取り置きしてもらえるそうです!
ドリンクはコーヒーやルイボスティー、地元ならではの加賀棒茶も。
奥に、14席のイートインコーナーがあります。

和風×洋風が絶妙にマッチした、心地よく整えられた空間です。
加賀棒茶と楽しむ濃厚チーズケーキのブリュレ体験
今回は、ブリュレ(ミニ)と金沢白糀(ミニ)をいただきました。
ブリュレを注文すると、その場でバーナーでキャラメリゼしてもらえます!

●棒焙じ茶(加賀棒茶) 450円(税込)
●こめはなチーズケーキ ブリュレ(ミニ) 480円(税込)
念願のチーズケーキをついに実食!
思ったよりも濃厚で、口に入れるとチーズの旨味が広がります。
炙りたてのキャラメリゼは、香ばしくパリパリ。
ぽってりした濃厚なチーズケーキとの相性も抜群で、食感のアクセントになります。
このパリパリ感は約2時間持つそうです。
テイクアウトも可能ですが、パリパリ感を楽しみたい場合は持ち帰ったらすぐに食べるのがおすすめです。
焙じ茶は、香ばしさの中にほんのりとした甘さがあり、チーズケーキとも程よく合いました。
●こめはなチーズケーキ 金沢白糀(ミニ) 500円(税込)
ブリュレよりもさらに濃厚!
チーズ感がしっかりしており、ぎゅっと旨味が詰まった美味しさを堪能できます。
今回は、3つお持ち帰りしました。

紅茶とのペアリングで。
ブリュレはまだパリパリのままで、家族も大満足の様子でした。

発酵400年の伝統が産んだスイーツ革命
「こめトはな」を運営する株式会社ヤマト醬油味噌の営業部部長・山本さんに、お話をお聞きしました。
─ お店への想いを教えてください。
大野町はもともと醤油や味噌などの発酵食品づくりが盛んな町です。醤油は400年前(江戸時代)から、味噌は100年前から作られてきました。

大野町で作られた製品は、船で浅野川を通り、味噌蔵町(味噌の蔵があった町)へ運ばれていた歴史があります。こうした長い歴史を持つ醤油や味噌の発酵文化を、「未来につなげたい」という思いがありました。

しかし、どれほど価値のある文化でも、使われなければやがて消えてしまいます。
だからこそ、現代の暮らしに合った形で発信していく必要があると考えています。
昔からのものを大切にしながら、未来へと発展していく文化にしたい。
スイーツの流行は、2〜3年で消えてしまうものも少なくありません。
そんななかで、長く愛されるスイーツを目指して生まれたのが、このチーズケーキです。
和の発酵食「糀」と、西洋の発酵食「チーズ」。
それは単なる和と洋の組み合わせではなく「2つの要素が重なり合って生まれた新しい出会い」なんです。
─ 店名の由来は?
「こめトはな」を漢字にしてみてください。「米」と「花」=「糀」です。
ちなみに「ト」はヤマト醬油味噌の「ト」です。
糀は、「乳酸菌」「糀菌」「酵母」の3つの菌を含んでおり、腸活にも効果が期待できる食品です。
ちなみに味噌にも同様に、これら3つの菌が含まれているんですよ。
─ 人気のチーズケーキやおすすめはなんですか?
1番のおすすめは「ブリュレ(ホール)」です。
ホールケーキは底がクッキー生地になっており、表面のキャラメリゼのパリパリ感とあわせて、食感の違いを楽しめます。
ミニサイズにはクッキー生地がないのですが、手軽に楽しむならミニサイズですね。
金沢白糀(ミニ)は白糀をトッピングしたもので、ほのかな塩味とのバランスが人気です。
また、「糀フィナンシェ」は小麦粉を使用していないグルテンフリー商品で、アレルギーにも対応しています。

─ チーズケーキとおすすめの飲み物のペアリングを教えてください。
チーズケーキには、意外かもしれませんが、ワインやウイスキーがすごく合うんですよ。
家で楽しむ大人のデザートとして、ぜひ試してみてほしいですね。
あと、ヤマト醬油味噌の「ゆずのどぶろく」もおすすめです。
チーズケーキの甘さとどぶろくの酸味が、絶妙にマッチします。
ノンアルコールなら、加賀棒茶やコーヒー、それに紅茶も合います。
どれもチーズケーキの味わいを邪魔せず、ほっと一息つける組み合わせですね。
ケーキを堪能した後に体験も!地元の人も観光客も必見!
ケーキはもちろんおすすめですが、ここに来たらぜひ「糀パークツアー」や各種体験も楽しんでほしい、と山本さん。

「糀パークツアー」は30分ほどで体験でき、しかも無料!


その他にも「みそぼーる作り体験」や「糀部」という料理教室などもあり、デートやお子様連れの体験にもぴったりです。

※体験によっては日時指定や予約が必要な場合があります。詳しくは公式HPでご確認ください。

県外や海外の方はもちろんですが、地元の方にこそぜひ体験してもらいたい――そう語る山本さんの思いが印象的でした。
「こめトはな」さんでチーズケーキを味わい、「ヤマト・糀パーク」で発酵食の魅力を体験する。そんなひとときを、あなたも楽しんでみませんか。
INFORMATION
店名:
金沢チーズケーキ専門店 こめトはな
住所:
石川県金沢市大野町4丁目イ170
ヤマト・糀パーク内
(駐車場47台)
電話番号:
076-268-5289
営業時間:
10:00〜16:30 ※完売次第終了
(イートイン・ラストオーダー 16:00)
定休日:
水曜日・年末年始
一人当たりの予算:
~¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
株式会社ヤマト醬油味噌について、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
あわせて読んおくと、発酵食文化への理解がより一層深まるはず。








