東山|隠れ家ケーキ屋さんで味わう、心ときめく季節のケーキとかき氷「ELPASO(エルパソ)」

東山|隠れ家ケーキ屋さんで味わう、心ときめく季節のケーキとかき氷「ELPASO(エルパソ)」

金沢で人気の観光地、ひがし茶屋街。いつも多くの観光客でにぎわっています。
そんなひがし茶屋街のにぎわいから少し離れた東山の住宅街。
そこに、まるで秘密の隠れ家のような、かわいいケーキ屋さんがあるんです。

隠れ家ケーキ屋さんのカフェスペースでゆったりごほうび時間!夏のかき氷も人気の「ELPASO(エルパソ)」

東山の住宅街にある小さなケーキ屋さん

金沢の観光名所、ひがし茶屋街から少し離れた東山の住宅街にひっそりとたたずむ「ELPASO(エルパソ)」さん。
秘密にしたい隠れ家のような、小さなかわいいケーキ屋さんです。

車は、向かいの駐車場に1台とめることができます。道幅が狭いため、運転に自信がない方は周辺のコインパーキングを利用して、散策気分で訪れるのもよさそうです。

エルパソの外観

白い壁に鮮やかな青緑のドアが印象的な、かわいらしい外観です。

 

ナチュラルでおしゃれな店内、2階はくつろぎカフェスペース

エルパソの店内

ドアを開けると、まず正面にケーキのショーケース。色とりどりのケーキが並びます。
白い壁にナチュラルなディスプレイがセンスの良さを感じさせます。
(※許可をいただいて撮影しています。)

エルパソのかき氷メニュー

訪問時の6月、ちょうどかき氷がスタートしていました。

季節によって変わるというかき氷メニュー。
訪問時にあったのは、苺(いちご)、マンゴー、そして不知火(しらぬい)!これは珍しい!
コーヒーかき氷も気になりつつ、今回は季節感を味わえる不知火を選びました。

今までにケーキはいただいたことがありましたが、かき氷は今回が初めてです。
お会計は後でOKなので、注文してから2階のカフェスペースへ。

エルパソのカフェスペース

左手にある階段を上がると、2階はコンパクトながらもゆったりとした雰囲気の空間が広がります
ビンテージ感のあるテーブルとソファーが配置され、優しい光が差し込んでいます。
これはくつろげること間違いなし! フリーWi-Fiも使えるそうです。

エルパソのカフェスペース

お水の代わりにドリンクとして出してくださったのは、緑のアールグレイ。
緑茶の中にアールグレイの風味が感じられ、お好みでシロップを入れると紅茶のようにも楽しめます。

 

夏の人気メニュー!ここでしか味わえないかき氷

個人的に柑橘の中でも特に好きな不知火(しらぬい)。
それがかき氷になると、どうなるのか…? わくわくします!

ちなみに、不知火(しらぬい)と聞いてピンとこなくても、デコポンと言えばわかる方も多いはず。
不知火は品種名で、デコポンはその中でも一定の基準を満たしたものにつけられる商標名なんだそうですよ。(調べました!)

 

●かき氷 不知火(しらぬい)1,500円(税込)エルパソの不知火かき氷

運ばれてきた瞬間「うわー!」と思わず声が。おいしそう!
白いふわふわの氷に、オレンジ色のシロップとジャムの濃淡が鮮やかに映えます。

エルパソの不知火かき氷

ボリューム満点なので、2人でシェアするのがちょうどよいくらいかもしれません。
さっそくいただきます!

ふわシャリの氷に、不知火のシロップがしっかりしみこんで、さわやかなおいしさです。
氷は「クラモト氷業」さん。地元で評判の氷屋さんです。

シロップは、オレンジやみかんとは違う、まさに不知火(しらぬい)!
果実本来の味わいがしっかりと感じられます。

ところどころにかかっているジャムは、いよかんを皮ごと煮詰めたものだそう。
これがいいアクセントになっています。

エルパソの不知火かき氷

中にもしっかりとシロップがかかっており、食べ進めるうちに氷とシロップが一体となって、最後までおいしくいただけました。

「ELPASO(エルパソ)」さんのかき氷は9月中旬までの予定だそうです。
果物の旬に合わせて、このあとメロンや桃、珍しいところではライチとクリームチーズなどが登場するとか!
「ケーキ屋さんでしか食べられない味を」とのことで、まさに「ELPASO(エルパソ)」さんでしか味わえないかき氷。

どれもこれもおいしそうで、何度でも訪れたくなりますね…!

 

季節の旬を味わうケーキと、愛され続ける定番ケーキ

かき氷で気持ちよくクールダウンしたあとは、ケーキをテイクアウトすることに。
どれもおいしそうで迷いましたが、選んだのはこちらです。

 

●夏のモンブラン 600円(税込)エルパソのモンブラン

モンブランは秋のイメージですが、「ELPASO(エルパソ)」さんで6月中旬から登場しているのは夏のモンブラン。
夏らしくあっさり食べやすいように工夫がこらされており、中には違う味わいが隠されているんです。
ショーケースにあえてケーキの説明をつけていないのは、「楽しんでほしい」という想いからだそう。
ふわっと軽くて、秘密の中身ともベストマッチ。

ぜひみなさんも、ご自身で味わって確かめてみてください!
(アレルギー等が心配な方は、聞けばいつでも教えてくださいますよ。)

夏のモンブランは9月頃まで。
10月からは、和栗のモンブランがスタートします。こちらも楽しみですね。

 

●ブルーベリータルト 560円(税込)エルパソのブルーベリータルト

大粒のブルーベリーをたっぷり使ったタルト。
フレッシュなブルーベリーの甘酸っぱさとクリーム、サクサクのタルト生地の香ばしさのバランスがたまりません。

 

●カリスト 720円(税込)エルパソのチョコレートケーキ

説明書きには「ガトーショコラの中にチョコレートとフランボワーズのブリュレ、上にグリオット・スグリ・ブルーベリーのジャムを使ったお菓子」とありました。

とっても濃厚な味わい。ファンが多く、定番として常に置いてあるそうです。
ワインにぴったりといって買い求める方もいらっしゃるそうで、確かに合いそう!と感じました。
今度はぜひワインと共に味わってみたいです。

 

エルパソのショーケースに並ぶケーキ

土日限定で、焼き菓子も多く並びます。平日とは違った楽しみがありますね。
(※許可をいただいて撮影しています。)

 

「ELPASO(エルパソ)」の要は、1個でも満足できる味

「ELPASO(エルパソ)」さんがオープンしたのは2013年。ご夫婦で営む小さなケーキ屋さんです。

裏でケーキ作りに励む夫をサポートしながら店頭に立つ市川さん。
気さくに声をかけてくださり、ケーキやかき氷メニューについても丁寧に説明してくださいます。

「たくさん食べて満足するのではなく、1個食べて満足してもらえたら」

市川さんの言葉に、ケーキ1つひとつに注ぐ情熱と、その完成度の高さを改めて感じます。

作りたいものを作っているだけだから、と笑いますが、お話をうかがっていると、季節感を大切にしながら素材を最大限に活かすケーキ作りへの姿勢が伝わってきます。

「おいしいと言ってもらえることがうれしい」と市川さん。
市川さんの温かい気遣いや楽しい会話も、このお店の魅力のひとつと言えるでしょう。

2階のイートインスペースは、ひとりでも気軽に立ち寄れる人気の場所です。
男性が読書をしながらゆっくり過ごしたり、子育て中のお母さんが束の間のひとり時間を楽しみに来たり。
誰もがホッとひと息つける、くつろぎの空間です。

通常は夜8時まで、7月〜8月は夜9時までオープンしているので、夕食後のデザートや、夜の散歩がてらに立ち寄るのもよさそうですね。
あなたもここで、季節のスイーツを味わいながら、自分だけのごほうび時間を過ごしてみませんか。

エルパソの外観

INFORMATION

店名:

エルパソ

住所:

石川県金沢市東山2-8-20

電話番号:

076-251-2566

営業時間:

12:00〜20:00(7〜8月は12:00〜21:00)
※イートインは13:00〜

定休日:

月曜日、第2・第4火曜日

一人当たりの予算:

〜¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
まつ

まつ

編集長

金沢在住20年。だけどまだまだ知らないことがいっぱい。みなさんと一緒に金沢の新しい魅力を見つけていくのが楽しみです。 がんばる人を応援するのが好き。メディアもメンバーも、ともに成長していける編集部を目指します。