材木町|浅野川の景色に癒やされて。心ほどけるタルトとくつろぎのひととき「こはる」

材木町|浅野川の景色に癒やされて。心ほどけるタルトとくつろぎのひととき「こはる」

金沢城の三御門の1つ・河北門の城下に広がり、材木商の町として発展した歴史を持つ材木町。
その静かな通りを1本入ると、浅野川の穏やかな流れに寄り添うように「こはる」さんは佇んでいます。
ここは、慌ただしい日常のタイマーをふっと止めてくれる場所。
店内に1歩足を踏み入れれば、バターの香りと共に、大きな窓から飛び込んでくる浅野川の景色があなたを迎えてくれます。

視覚を贅沢に、心を身軽に。浅野川とタルトが織りなす「余白」の時間。「こはる」

城下町の情緒あふれる材木町にオープンしたタルト専門カフェ

2026年2月にオープンした「こはる」さん。
お店があるのは、金沢を代表する観光地・ひがし茶屋街から徒歩で約10分、観光の喧騒がふっと消える落ち着いた材木町の住宅街です。

お店への目印は、この丸くて白い看板。

風情ある街並みに溶け込むような佇まいのため、見逃さないようゆっくりとお進みください。
公共交通機関をご利用の場合は、金沢駅からバスに乗り「橋場町」バス停で下車、そこから徒歩約7分です。
車で訪れる場合は、お店の前ではなく、徒歩圏内の少し離れた場所に「こはる」さん専用駐車場(計7台分)があります。

駐車スペースの車止めブロックには「こはる」と店名が書かれておりますので、そちらを目印にしてください。周辺は一方通行が多いため、ナビを確認しながら、材木町の古い町並みを楽しみつつハンドルを握ってください。

 

川のせせらぎに包まれる「くつろぎの特等席」。四季の景色を愉しむ開放的な空間

「こはる」さんの扉を開けると、そこには白を基調とした清潔感あふれる、明るいモダンな空間が広がっています。

木の温もりを大切にしたインテリアが心地よく、外観の歴史ある雰囲気からは想像もつかないほど、洗練された「非日常」へと誘われます。

お店の最大の自慢は、浅野川に面した大きな窓。

窓の外に広がる景色は、まるで1枚の絵画のようです。

春には窓いっぱいに広がる桜、夏は鮮やかな新緑、秋は紅葉、冬は静寂な雪景色と、四季折々の風景が楽しめそうです。BGM代わりに聞こえてくるのは、天然の音楽である「川のせせらぎ」だけです。柔らかな光が差し込むカウンター席は、誰にも邪魔されたくない「おひとりさま」の特等席。日常のノイズがふっと消え、景色と自分だけが向き合う、贅沢なくつろぎがここにはあります。

 

季節を彩る旬のラインナップ。毎日手作りされる5〜8種類のタルト

店内のショーケースを鮮やかに彩るのは、毎朝丁寧に焼き上げられる自家製タルトたち。

イチゴやキウイ、オレンジといった旬の果実がこぼれんばかりに盛られたタルトは、1個730円(税込)から。パティシエがその時期に最もおいしいと感じた果実を厳選するため、並ぶメニューは訪れるたびに変わります。

タルトのお供にいただきたいのが、こだわりのドリンクメニュー。

定番のドリップコーヒー 550円(税込)はもちろん、アッサムやダージリンといった紅茶 550円(税込)〜、さらには「桜抹茶ラテ」670円(税込)のような季節限定のドリンクまで幅広くそろっています。お気に入りの組み合わせを見つけて、景色と共にじっくりと味わってみてください。

 

景色と共に味わう、五感を満たすひととき

今回いただいたのは、不動の人気を誇る「いちごのタルト」と、季節限定の「桜抹茶ラテ」です。

 

●いちごのタルト 770円(税込)
●桜抹茶ラテ 670円(税込)

運ばれてきたタルトは、まるで宝石箱のようにキラキラと輝いています。フォークを入れると、ザクッという心地よい音と共に、濃厚なカスタードとフレッシュな果汁が口の中で弾けます。バター香るタルト生地は甘さ控えめで、フレッシュないちごの甘酸っぱさを引き立てています。

美しいピンクとグリーンのコントラストが鮮やかな「桜抹茶ラテ」は、抹茶の豊かな香りにふんわりと桜が寄り添い、ひとくちごとに春の訪れを感じさせてくれます。

美しい景色を眺めながらのティータイムは、わずか30分ながら、まるで数時間の休息をとったかのような深い充足感がありました。

金沢には数多くのカフェがありますが、これほどまでに「景色」と「タルト」が美しく溶け合う場所は稀でしょう。地元金沢の自然と、旬の果実を贅沢に使った手作りタルト。その2つが組み合わさることで生まれる時間は、五感を優しくとき放ち、心に余白を作る特別なひとときです。

 

日常に小さな非日常を。材木町の風景とタルトに込めた「おもてなし」の心

店主:南出さん

浅野川のせせらぎに惹かれて。南出さんが「こはる」で目指す地域との繋がり

店主:南出さん

金沢市内洋菓子店での勤務を経て、自身の理想とする「景色と寄り添う場所」を実現するため、ここ材木町で独立。浅野川沿いのこの立地にこだわったのは、移ろいゆく金沢の四季を最も身近に感じられる場所だったからです。「近隣の方々とも良い関係を築き、地域に愛される場所にしたい」と語る南出さんの穏やかな人柄が、お店全体の温かな空気感を作っています。

金沢市内洋菓子店での勤務を経て、自身の理想とする「景色と寄り添う場所」を実現するため、ここ材木町で独立。浅野川沿いのこの立地にこだわったのは、移ろいゆく金沢の四季を最も身近に感じられる場所だったからです。「近隣の方々とも良い関係を築き、地域に愛される場所にしたい」と語る南出さんの穏やかな人柄が、お店全体の温かな空気感を作っています。

店名の「こはる」の由来は、旧暦10月の季語である「小春(こはる)」。厳しい冬を前に訪れる、春のようなやわらかなぬくもりのことを指します。

「訪れる人が、そんな穏やかで温かなひとときを過ごせますように」という南出さんの願いが、この場所には込められています。洋菓子店での経験を活かし、独立の地に選んだ材木町で、南出さんは今日も丁寧にタルトを焼き上げます。

1番のこだわりは、やはりこの場所から見える「景色」と、そこで味わう「季節のフルーツ」です。近隣の方々との繋がりを大切にしながら、地元の旬のおいしさを届けること。窓の外を流れる浅野川のせせらぎに耳を傾け、自慢のタルトを味わう時間は、まさに心にポッと灯がともるような体験です。忙しい日常の手を休め、ここ「こはる」さんで心ほどける小春日和のような時間を過ごしてみませんか。

INFORMATION

店名:

こはる

住所:

石川県金沢市材木町27-10
(駐車場7台)

電話番号:

076-204-9972

営業時間:

11:00~21:00

定休日:

月曜日、木曜日

一人当たりの予算:

¥1,000~¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
タカフミ

タカフミ

ライター

はじめまして、タカフミです。 東京からUターンして金沢市に戻り、今は在宅フリーランスのライターをしています。やっぱり地元が落ち着くなと感じながら、日々の暮らしや発見を記事にしています。 地元のお店やスポットの魅力を「その場の空気感」や「人の声」と一緒に伝えるのが好きです。食べ歩きで感じたことや店主さんのこだわりを掘り下げて、読んだ人が「ここ行ってみたい!」と思えるような文章を目指します。